北山「三国峠〜野田畑峠」
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 坂本記者の特派員報告!
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 みなさん、ご無沙汰していました。お元気でしたか? このサカモト、この4月から20年間住まいをしている集合住宅の管理組合・理事長になりまして、超多忙な日々を送っていました。昨日になって参加申し込みをしたら、予定の弥高山はヤマビルがウジャウジャ出ているので、行き先を芦生研究林に変更した。クルマが3台でるので、「どうぞ来てください」と嬉しい返事をいただいて、4ヶ月ぶりの山行きに武者ぶるいしながら出町柳に駆けつけたのでした。
 三国峠登山口出合に「ブナの原生林」の標識が立っています。梅雨は何処へ行ったかの、初夏の陽光が眩しい絶好の登山日和。階段状のスゴイ急斜面をグイグイ登って尾根をめざします。涼しげなコアジサイが満開で迎えてくれますが、いきなりの急登にもう汗ビッショリ。尾根筋に出ると、そこはもう私の愛して止まないブナの原生林……。スゥ〜と背が伸びて器量よしのブナやミズナラの新緑が目に優しく、吹き抜ける何ともいえない涼風が心地よく、リズミカルに鳴くハルゼミのアルトの声に聞き惚れながら、アップしダウンし三国峠(三国岳・775.9m)に着きました。
 樹林越しに百里ヶ岳が見え、グルリ〜と堂々の山並みが見渡せて気分上々です。今日が初使用のデジカメで全員の記念写真です。小休止後、木漏れ日のさす美しい雑木林が続く踏み跡をたどって野田畑峠から源流域へと向かいます。ピンクの花をつけているマヤボウシやツルアジサイ。足元にはギンリョウソウや初めて見たショウキラン、イワカガミの群落が花道をつくり、そして登り、尾根を登り終えるごとに樹相は一段と美しさが増します。
 野田畑谷の谷筋に出ると、水はほとんどないヌタ場のようなところにモリアオガエルの落下寸前の白い袋(?)が樹にぶら下がっています。初夏の風物詩です。ミズナラやトチの巨木が現れ、気持ちの良い綺麗な沢も現れて、右に左に横切って沢沿いをドンドン進みます。「ワァ〜〜、なんて素敵なところ〜、もうサイコウ〜」――何回叫んだことでしょうか(笑)。順調なペースで歩んできて、予定どおりの11:40、源流域に到達。苔生したブナが鮮やかに輝いていて、落ち葉の絨毯がフワフワの素晴らしい環境のもとでランチタイム……至福のひと時です。地域コミュニュティの自治問題やマンションの資産価値に目覚めた、自称「理事長が天職」(?)のサカモト。就任以来の獅子奮迅の仕事ぶりに話が弾みました(笑)。
 後半も期待は裏切られませんでした。広々とした開放感あふれる谷沿いをこんなに気持ちよく歩けるって本当にシアワセです。透き通った美しい流れと耳ざわりのいい沢音、見ごたえのあるブナが大きく枝を広げ、深山幽谷のしっとりした雰囲気を漂わせています。初夏を告げる蝶、ウスバシロチョウが飛んでいます。なにか動物も見たいねぇ〜と話していると、なんとモグラの死体がありました! 野田畑谷出合の丸太橋を渡る頃には、秋に、またもう一度来たい〜と叫んでいました。
・日 程=6月17日
・参加者=19名
・リーダー:千田博之/サブリーダー=加来繁幸
・コース=三国峠登山口出合(9:15)〜三国峠〜野田畑峠〜源流域(11:40〜12:30)〜野田畑湿原〜地蔵峠(15:30)
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