北山「金毘羅山」(ステップアップ講習1)
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左上=ロープの結び方を練習する   右上=三点確保の説明
左下=懸垂下降で斜面を降りる  右下=三角巾の折り方を学ぶ

写真撮影=谷口正俊
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 この1年ほどの間に入会された会員、とくにインターネットで入られた方は会員との面識がないため、なかなか例会に参加しにくいという声があった。運営する側も、そうした人たちに呼び掛ける必要を感じ、まず無雪期の基本技術を学ぶ講習会を実施することになった。もちろん、意欲あるその他の会員も受け入れるため、例会として取り上げた。
 第一回目は、岩場が出てきた時にどう対処するか、その危険を回避する方法について実際に経験してもらい、参加者の今後の山行に役立つプログラムとした。また、救急法の基礎も全員で学習した。かつて行なわれていた、「基礎登山研修」を簡略化したような内容である。

 午前9時過ぎに江文神社の馬場へ全員が集合し、本殿前の広場でロープの結び方(ブーリンと8の字)を松田さんの解説で練習した。その後、Yケン尾根の巻き道で三点支持と危険な体勢について説明し、上部の小さな壁でルートを変え登下降を何度も練習した。このとき、先ほど習った安全のための結び方を復習し、なぜ基本の結び方が必要なのかを実際に体験してもらった。
 昼のサイレンが鳴ったので、Yケンのテラスの西側に移動し昼食。樹林帯の中はここちよい風が通り抜け、暑さを忘れて話しが弾んだ。
 午後は、傾斜地を安全に降りる方法として、用具に頼らない(ロープだけの)懸垂下降を練習する。これらの技術は、山行の途中で最悪の場面に出合ったとき、経験しているのとしていないのでは、気持の上で大きな差が出る。余裕があれば冷静に対処でき、安全性も高まる。ぜひ完全にマスターしてほしいものだ。
 せっかくなので金毘羅山の三角点を往復し、再び昼食の場所へ戻る。ここで、救急法の考え方や負傷者との接し方、三角巾のほかレジ袋やパンストを利用するケガへの対処法を田代さんから習った(テキストも配布)。
 Yケン沢を下り、午後4時に馬場へ下山、解散した。(竹内 記)

・日 程=8月20日(日)
・参加者=11名
・リーダー=田代妙子/サブリーダー=谷口正俊/アシスタント=松田仁志・竹内康之
・コース=江文神社(馬場)〜Yケン尾根〜金毘羅山〜Yケン沢〜江文神社(馬場)
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