野坂「野坂岳」
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左 野坂岳山頂、右 若狭湾を望む
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左 三ノ岳付近、右 トチノキ地蔵
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 諸般の事情によって日程を変更せざるを得なくなり、日帰りで野坂岳へ行くことにした。この山は西方ヶ岳・岩籠山とならぶ敦賀三山の一つで、ブナの原生林でも有名な山だ。同行の坪井さんは、不慮のケガから一年半ぶりの例会山行で、待望の山歩きを楽しみたいとのことなので、コース上に岩やガレ場のないこの山へ登ることにした。
 野坂いこいの森キャンプ場に車を置き、すぐそばの登山口から登り出す。
 いつもながら歩き始めの登り坂はきつく感じ、半袖を着ていても5分も歩くと顔面から汗がしたたり落ちる。整備された地道の林道を行くとやがて山道に入り、敦賀の名水に選定されたトチノキ地蔵のある沢に出る。左右の山々には、今を盛りと木々が紅葉し、我々を出迎えてくれる。その中を進むと一ノ岳に達する。ここにも小さなお地蔵さんがあり、北方には敦賀湾が一望できる。
 登るほどに傾斜は緩やかになって、二ノ岳、三ノ岳とブナの原生林帯に入り、まだ枝に紅葉した葉やふわふわの落葉の絨毯の上を歩く。駐車場所にバスが一台あり、小中学生でもきているのかと思っていたが、あにはからんやドドドと中高年の団体が下山してきたのには驚きで、聞くと宇治からバスで来たとのこと。40人ほどいるとのことなので、これは大変と登り優先どころか「どうぞお先に」とやり過ごす。
 頂上に着くと、二人連れが二組だけの広々とした空間がひらけていて、360度の展望に北は西方ヶ岳や日本海を楽しみ、南は岩籠山はもちろん三国山や赤坂山・大谷山と景色を欲しいままにし、案内板の台座を椅子がわりにゆっくりと昼食を楽しんだ。
 復路は往路を下山し、坪井さんの足の具合もよいとのことなので行者岩にも立ち寄り、岩場に安置されている行者さんに本日の山行の無事の礼を言い、敦賀湾の展望を堪能した。帰路には敦賀の温泉で疲れを癒し、渋滞もなく山科で解散した。             (岡本 記)
 

・日 程=11月20日(日)
・参加者=3名
・リーダー=岡本 登
・コース=野坂いこいの森(10:30)〜登山口(10:40)〜トチノキ地蔵(11:05)〜一ノ岳(11:45)〜野坂岳
     (13:00〜14:00)〜野坂いこいの森キャンプ場(15:30)
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