上州・日光「至仏山・武尊山・日光白根山ほか」
space
space
space
3927_013927_2
space
18日
space
space
3927_43927_6
space
19日
space
space
space
3927_73927_8
space
20日
space
space
3927_103927_11
space
21日
space
space
3927_13
space
22日
space
space
space
 4泊5日の例会は、尾瀬・戸倉温泉のしゃれた小さな温泉の宿(ヴィラ風花)にベースを置き、車での送迎による例会山行を行なった。どの山岳会も高齢化していくのは避けられず、また体力の衰えも避けられないが、少しハードな山行であっても宿に帰れば十分休養でき、不調なれば宿でゆっくり休む。山への憧れの気持ちは若者にも負けない、こんな会員の皆さんの参加を得て実施し、天候は不安定で曇りの日が多かったが予定の5山に登ることができた。

 7/18(月)赤城山(地蔵山1674m)
 7/19(火)武尊(ほたか)山(2158m)
 7/20(水)日光白根山(2577m)
 7/21(木)至仏山(2228m)
 7/22(金)谷川岳1600m地点

 18日 早朝に新幹線で東京を経由し、JR新前橋駅で迎えの車に乗り換え、酷暑と別れて赤城山へ。県立赤城山公園は、多くのピークがあり観光地化されていて、ウォームアップにも手頃な一等三角点のある地蔵山へ登る。アンテナが多くある広い山頂で、あちこちに色々な高山植物の花が咲いていた、雲は多かったが近くの展望は良かった。下山後、宿への途中で観光スポットの「吹割の滝」を見学する、岩に水がぶつかる自然の芸術がそこにあった。宿は鳩待峠へのバス停の横の便利な場所にあった。風花さんでは車で登山口まで行ける多くの山に案内していて、季節・天候・体力などに応じてアドバイスまたはガイドもしていて、安全で楽しい登山の手助けをしている(スキ-学校の校長先生)。
・コース JR新前橋→赤城山・新坂平登山口〜地蔵岳〜大沼・大洞駐車場→戸倉温泉
 19日 武尊山は関西では馴染みのない山で、深田百名山を目指す登山者以外はほとんど登ることはないと思われる。登山道も多くあるが、一番やさしい武尊牧場からのコースは、白樺・ダケカンバ・ブナの樹林を歩くことが多かった。天候も午前中は悪く、下山時に良くなり展望にも恵まれた。途中に一箇所だけ岩峰の中ノ岳(2144m)への難所があった。山頂すぐ下に、咲き出したばかりのキヌガサソウ・サンカヨウの群落があり、もっと下にはコバイケイソウの群落もあって、ちょうど霧の中での満開を楽しんだ。今日は緑の中での1日だった。
・コース 戸倉温泉→武尊牧場〜避難小屋〜中ノ岳〜武尊山(下山も同コース)
 20日 日光白根山は標高も高く人気のある山である。以前に中禅寺湖から避難小屋に泊り苦労して登ったことがあるが、今では2000mのロープウェイ終点からの出発となる。ここはコマクサ畑が満開で、花の終わったシラネアオイと共に、鹿などの食害での減少を移植して補っていた。ここから見る山頂は、三つの岩峰の円錐形で形がよい。南斜面の樹林の中を登り、森林限界の部分にシャクナゲの大群落があり、ここも丁度満開だった。昨日登った武尊山のギザギザの山頂が、西に立派な存在感を示していた。天候にも恵まれ山頂からの展望は素晴らしく、いつものように登れてよかったと苦しさを忘れる。やはり山頂はすぐ満員になる。五色沼へ急降下して、長い樹林を下り菅沼キャンプ場に出る。
・コース 戸倉温泉→丸沼高原スキ-場→ロ-プウェイ山頂駅〜白根山〜五色沼〜菅沼キャンプ場→戸倉温泉
 21日 至仏山へは滑りやすい蛇紋岩のため、鳩待峠から尾瀬ヶ原の山の鼻に下る。ニッコウキスゲが満開との情報どおり、植物見本園には満開の群落があちこちにあり、十分堪能して至仏山に登り始める。この山も高山植物の多いことで有名。ガラガラの石道を、休みをとり左右の花を見ながらゆっくり登る。やはり花の種類は多い。今日の天気はもうひとつで見通しも悪く、残念ながら尾瀬沼は靄の中だった。山頂は霧の中で、登山者で溢れていた。稜線伝いの下山道も悪路が多かったが、お花畑が次々にあり、苦しさを少しでも癒してくれた。鳩待峠に下山する。峠はもう夏山シ−ズンで大変な人だった。
・コース  戸倉温泉→鳩待峠〜尾瀬ヶ原・山の鼻〜至仏山〜小至仏山〜鳩待峠→戸倉温泉
 22日 帰京日で、荷物を全部車に積込み朝早く出発する。晴れていたが水上では小雨が降り出す。一ノ倉沢の岩壁を車道終点から見て、ロープウェイで天神尾根から歩き出す。小雨は霧になったが何も見えない。道の岩も滑り易い。なんとか晴れてくれればと願いながら、登れる所までと頑張ったものの再び小雨となり、約1600m地点で引き返す。こんな天候でも、次々に登山者が山頂を目指していた。水上温泉で汗を流し、宿から同行の若い運転手とJR水上駅で別れ、東京経由で京都へ帰り着く。
・コース  戸倉温泉→ロ−プウェイ天神平〜熊穴沢小屋〜1600m地点〜ロープウェイ天神平駅→JR水上駅

・日程=7月18日(月・祝)〜22日(金)
・参加者=9名
・リーダー=萩原孝一
 
space

space
space
「最近の活動」ページへ戻る
space
space
space
contents
space
to_top
space